Copyright © 2002 ドイツフォト・イメージング工業会
でも、名前知りません。
ここからは写真修正の現場よりどのような作業が行われているのかご紹介していきます。最初に写真の色修正を観てみましょう。写真の色修正とは簡単に明るさや暗さを調整したり写真の色を変えたり、こうしたいなぁ、ああしたいなぁという理想的な写真の色調に変える作業です。
テレビを探しにいく時、どれにしようかと選ぶ基準は大きさや価格など様々だと思います。
お気に入りのメーカーで選ばれるかたもいらっしゃることでしょう。
で、お店のテレビコーナーで映り加減をあーでもないこーでもないと吟味してるかたは少なくないのではないでしょうか。
この先何十年かリビングに居座るであろう御テレビ様ですので、「それにします」と軽々しく決められないかもしれない。朝ドラのためにそれはそれは納得して買ったと思えるまで右から左へ、左から右へ万歩計もこの日は妙に増えます。
「こっちは色が綺麗ね」
「こっちの方がなんかくっきりしてない?」
「こっちはソフト?」
「そっちは?」
…と、好みは人それぞれあり、またテレビによって映り方も違っているので悩むのも当然といえば当然かもしれない。
携帯やスマホで画面を見比べたことあります?
さすがにそれはあまりなさそう。
テレビと同じで画面の色合いが結構違うんですよね。
テレビやスマホそれぞれ、色の見え方が違うってことは問題ではありません。いろんな見え方があるのは、いろんな好みがあるからいいと思うんですね。それにテレビ自体にも色調整機能はついてるでしょ。いじったことないですけど。買った時のままです。
問題は見る人の側ではなく、見られる写真を作り出す側にあります。
で色調制作のおはなし。
↓
プリント写真をスキャナーでデジタルデータ写真にしました。プリント写真をデータ写真にしました。データになったのでスマホやデジタルフォトフレームで見れます。もちろんテレビでも見れます。デジカメやスマホで撮った写真と扱いは一緒になります。
次にこのデータになった写真を綺麗にしようと思います。
このままでも十分なんですけど、より綺麗にしてみようと思います。
作業現場では、修正作業に入る前にまず、作業計画を頭に描くそうです。
どういうことかというと、その写真の持つ意味合いをきちっと見るということで、例えば単純には「イメージ」とか「リアリティ」とかだそうです。…つまりどういう風に撮られたかをきちっと把握するということらしいです。
初夏、早朝
↓
真夏、昼間…
↓
白昼夢…
↓
同じ夏のシーンでもこれだけ変わるんですね。…そういうことだそうです。イメージできれば、色を直す動機が見つかり、直し易いということなんですね。
でも見るテレビによって色って変わるのだから、写真の色を直しても、意味ないんじゃないかと思っちゃうのだけど?うちのテレビと直した人のテレビの色って同じじゃないし?多分。
なるほどぉ。基準の色があればそれに合わせて直していけばいいってことなんですね。綺麗の基準がそこにあれば安心。確かにテクニックも要るのでしょうけれど、感覚だけでは解決できない部分にはきちっとした対処方法があるんですね。
色の世界ってワインソムリエの言葉みたいに表現が面白いです。
〒157-0067 東京都世田谷区喜多見1-23-5サンライズヒルズ202
Copyright Ⓒ 2003 Syashin-Seiton-Ya All rights reserved.